DIGITAL
REBORN
壊して、創って、超えていく
浪江学生デジタルアート道場2024
特設サイト
帰還困難区域の解除から間もない浪江町大堀地区。
この地で、デジタルアートの新たな風が吹き始めます。
伝統工芸・大堀相馬焼の歴史が息づく
「旧松永窯」を舞台に、
学生たちが従来の価値観を大胆に解体し、
デジタルテクノロジーで再構築する試みを展開します。
それは、単なる破壊ではなく、創造的な進化への挑戦。
古くから受け継がれてきた技と精神を、
現代のデジタル表現で解き放ち、
さらなる高みへと昇華させていきます。
この展示会は、地域の記憶と
若い感性が交差する場所となり、
浪江の新たな文化的価値を創出します。
学生たちの挑戦的な表現を通じて、
伝統と革新が融合する未来の姿をお届けします。
これは破壊と創造、そして進化の物語。
デジタルアートが紡ぐ、
浪江の新しい一歩が、ここから始まります。
イベント情報
INFORMATION
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デジタルアートで浪江の記憶と未来を紡ぐ作品展示会
- 日時
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2025年2月9日(日)13:00~16:30
2025年2月10日(月)10:00~16:30
2025年2月11日(火・祝)10:00~13:30 - 会場
- 旧松永窯(福島県双葉郡浪江町井手北川原74)
- 参加対象
- どなたでもご参加ください。
- 入場料
- 入場無料・申込不要
・旧松永窯の敷地内の各所に、グラフィックや映像、音などを多彩に使い、表現した作品を展示します。
・作品展示は、時間内に会場でご自由にご観覧いただけます。
・学生アーティストと楽しむワークショップや、お茶会も開催します。
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学生アーティスト3組によるトークショー
『わたしたちが、壊して、創って、超えていきたいもの』- 日時
- 2025年2月9日(日)10:30~12:00
- 会場
- ふれあいセンターなみえ 会議室1(福島県双葉郡浪江町権現堂矢沢町6-1)
参加した学生アーティストがそれぞれ感じた浪江町やこの地域の可能性、作品に込めた想いや願いを語ります。
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松永武士氏 × 田島悠史氏によるトークショー
『地域の再構築とアートの役割- 旧松永窯を再生の起点にー』- 日時
- 2025年2月11日(火・祝)11:00~12:00
- 会場
- 旧松永窯 2F(福島県双葉郡浪江町井手北川原74)
このプロジェクトに込めた想いや学生アーティストが制作した作品の解説、そこから見えてきたアートによる地域の再構築の意味と未来を語ります。
開催背景
浪江学生デジタルアート道場2024は、
「大堀相馬焼の伝統と現代アートの融合」や
「地域の記憶と若い世代の表現の融合」により
新たな文化的価値を生み出し、
独自の復興モデルを築いていくことを目指し、
この地域に根付いたアート活動に取り組む
学生アーティストを応援するプロジェクトです。
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BACKGROUND 1 / 2
今回の舞台となるのは、東日本大震災や原子力災害で、甚大な被害を受けた福島県浪江町。
福島県浪江町は、県の東部、浜通り地域に位置する町です。
福島第一原子力発電所から20km圏内にあり、震災と原発事故により全町避難を経験しました。震災前は約2万人が暮らしていましたが、現在の人口は約2000人ほど。
震災後、インフラの再整備や新たな産業育成が進み、住民の帰還も徐々に増加しています。豊かな自然と伝統を活かした取り組みが展開され、復興に向けて、新たな町づくりが行われています。 -
BACKGROUND 2 / 2
大堀地区にある旧松永窯は、300年以上の歴史を持つ大堀相馬焼の象徴的存在であり、震災と原発事故の記憶を留める貴重な場所です。私たちは、この場所をアートによる地域再生の起点としたい。学生たちの斬新な視点で震災の記憶を創造的に表現することで、旧松永窯は単なる負の遺産ではなく、希望と創造性の象徴となることを目指します。
プロジェクトタイムライン
LINE
2024年10月
学生アーティスト募集・決定
2024年11月2日~11月4日
地域交流会・現地調査
2024年12月6日〜12月8日
中間発表会・現地制作
2025年2月9日~11日
作品展示会・トークイベント
学生アーティスト紹介
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工藤 聡真
作品テーマ:つくることとこわされること
2000年。考えることを考えることを考える旅人。九州大学システム生命科学府所属。映像作品を通して、見てもらった人自身が自身の内側の何か核となるものを発見できればと思いながら作品制作を行っている。というものの、私もわからないことばかり。
VIDEO COMING SOON... -
滝川 麻友、山中 俊人
作品テーマ:ありふれた時間の停留所
早稲田大学建築学科で出会った23歳の仲良し2人組。建築意匠を学びながら、プロダクトからグラフィックまで幅広く手掛ける。生き物としてのヒトから着想を得て、感覚の拡張を試みる滝川と、身体的な違和感を生み、日常の中から新たな発見を引き出す山中とで、この世界のスケールを縦横無尽に行き来し、作品を展開する。ところで最近、滝川は東京で大堀相馬焼の愛用者と偶然知り合った。なお、山中の祖父母は福島県出身である。
VIDEO COMING SOON... -
浅尾 楽
作品テーマ:ガンギマリネコと見つめるレンズ
1999年。広島県生まれ爆誕。奈良県育ち爆走。岐阜県にて人生爆走迷走中。浪江にて奔放。好きな食べ物は鯖の味噌煮。趣味はひたすらぼんやりすること。ぼんやりしすぎてよく人やものにぶつかりそうになる。まだぶつかってないのは諦め
VIDEO COMING SOON...
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松永 武士
プロジェクトリーダー
浪江町にあった大堀相馬焼の窯元出身。震災により家業は場所を移転。自身は、家業である大堀相馬焼のリブランディングや販売のほか、浪江町を中心とした浜通りの再生のための活動、また福島での復興事業の経験を活かし、全国各地域の関係交流人口の増加のための施策等に取り組んできた。
今回はこれまで浪江町および島県で取り組んできた事業者と連携し、特定復興再生拠点と指定された旧松永窯の再興に取り組む。 -
田島 悠史
プロジェクトアドバイザー
芸術経営者。株式会社経営芸術総合研究所代表取締役社長。専門は小規模地域芸術祭など、文化芸術のマネジメント。慶應義塾大学環境情報学部、東京藝術大学大学院映像研究科を経て、慶應義塾大学大学院後期博士課程修了。「小規模地域 アートイベントの有用性と持続性に関する研究」で博士(政 策・メディア)を授与。現在も、茨城県ひたちなか市那珂湊地区の芸術祭「みなとメディアミュージアム」を主宰。大正大学専任講師。宝塚大学特任講師。作家としても亀山トリエ ンナーレ、木津川アートなどに参加。
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高橋 あゆみ
プロジェクトディレクター
福島市出身。福島での大学在学中に震災を経験、避難所の運営や被災者サポートに携わる。福島大学の職員として浜通りの地域コーディネーターを勤めた後、2018年相馬市に移住し「復興支援センターMIRAI (特定非営利活動法人相馬はらがま朝市クラブ)」に参画。オープンデータブック「相馬INDEX」の制作・高校生や高齢者との交流事業の企画 運営、地域課題解決への支援や事業者サポートなど様々な取り組みを行っている。